※今回の話は、特定の団員さんのお話です。
このページに出すか、非常に悩みましたが、
あの日、試合に立ち会えなかった方々にも、
あの日あった事を知ってもらいたいと思い、
公開することとしました。
『特定の団員さんの話は出すべきではない』
の声がありましたら非公開としますが、
先走って公開することをお許しください。
遂にその日はやってきた。
右サイドからドリブルで持ち込んだ、
仲間のセンターリングのボールが相手DFの足に当たり、
君の足元にボールが来た瞬間、
私はゴールと君を結ぶ線の延長線上、
丁度センターラインのイーグル側に
立っていました。
君とゴールを結ぶ線上はガラ空き。
私は自分が副審として、
中立の立場でなければならない事を
忘れ、つぶやきました。
『いけ、ぶち込んじまえ!』
次の瞬間、一瞬の静寂の後に、
ゴールネットに、ボールが刺さる、あの音。
直接聞いたわけじゃあないけれど、
初めてボールを触った、その日から、
『公式戦でゴールを決める』
それを目標に、これまで頑張ってきたんだと
思うんです。
自分より後に入ってきた友達が試合に出て
ゴールを決める姿を見て、
「ナイっシュー」と声を掛けても、
どこかで悔しい気持ちもあったと思うんです。
それでも、ボールを追いかけ続け、
ゲームに出ていない時は、
誰よりも大きな声で仲間を鼓舞する。
コロナで全体練習が出来ない時も、
市民グラウンドで、
お父さんと練習していましたよね。
そんな君の頑張る姿を見てきたから、
みんな君の初ゴールを待ち望んでいました。
ゴールを決めた後、君の弾けんばかりの
笑顔を見たときに、副審やってて、
不覚にも泣きそうになりました。
ただひたむきに、ボールを追いかけ、
ボールを蹴る。
諦めずにボールを追い続けてきたからこそ、
あの日のゴールが生まれたんじゃないかなって思います。
これで、今の5年生は全員、
ゴールを決めました。
まだまだ、試合は続きます。
みんな、
「絶対、シュートで終われ!」を忘れずに、
ボールを追いかけ続け、
ゴールを狙ってください。
次のチャンスも逃さないように、
今まで以上にボールを蹴り続けてください。
4年生以下で、中々ゴールが決められないキミ。
なんだかんだで、先輩は努力してたんだぞ!
キミも先輩を見習って、もっともっと、
ボールを蹴り続けてみよう。
チャンスはきっと来る。
その時に確実に決めれるように、
これまで以上に1つ1つの練習に、
真剣に打ち込んでみよう。
続けていれば、
きっとゴールを決める事が出来るはずだ!
追伸 おとーさまへ
生で見る事が出来ずザンネン。。。
でも近い将来、また決めますよ、彼は!
次のゴールは、生で見れることを
願っています。
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